食品名 | 学名 | 効能 | 機能性天然物 | 文献 |
---|---|---|---|---|
カルダモン | Elettaria cardamomum | 世界最古のスパイスで、「香の王様」と呼ばれている。 砂漠の民、ベドウィンの人々はカルダモン・コーヒーを楽しむ習慣がある。 精油成分は胃腸の扇動を促し、消化不良やおなかの張りを解消する。 消化作用もあり、口臭予防にもなる。 [薬膳]胃腸にたまった余分な水分を除去する働きがあり、吐き気やおなかの張りを改善する。 ス―ッとする香は、「気」の巡りをよくする。 胃のもたれや喉のつかえを取る効果がある。 乳児の吐乳や妊婦のつわりに有効。 | -- | 橋口亮、橋口玲子著今日からはじめる野菜薬膳、からだに役立つ食材きほん帖(株)マイナビ(2012) |
コーヒー | Coffea arabica | 6世紀頃エチオピアで最初に飲まれた。 10世紀にアラブの医学書に登場した。 コーヒーをたくさん飲んでいる人には肝臓ガンが少ないという報告がある。 頭痛、頻尿、動悸、不眠などを引き起こすこともある。 [薬膳]脳の働きを活発にし、集中力を高めたり、高揚感をもたらす。 眠気を覚まして頭をすっきりさせるので、仕事などの合間にリフレッシュになる。 体内の余分な水分排出を促すので、むくみが気になるときや、尿の出が悪いときによい。 [ガン]毎日うすめのブラックを1日2-5杯のむとよい。 | クロロゲン コーヒー酸 | 橋口亮、橋口玲子著今日からはじめる野菜薬膳、からだに役立つ食材きほん帖(株)マイナビ(2012) |
セイヨウタンポポ | Taraxacum officinale | [肝疾患]葉は利尿剤、根は肝臓、胆のうによいとされる。 根は胆汁分泌を促進させる。 [タンポポ茶]使用部位:全草、採取時期: 早春(開花時)、春の開花期に花をつけた全草を採取してきれいに洗い、乾燥させたものを煎じて飲む。 乾燥させた根を焙煎して粉末にしたものを「蒲公英コーヒー」として売られている。 乾燥させた根は生薬で「蒲公英根」といい、胃腸全般や肝臓病の改善に効果があり、体を丈夫にする作用をもっている。 太り過ぎやむくみ、糖尿、高血圧の予防効果が期待できる。 つくりかた:0.9リットルの沸騰した湯に、茶葉大さじ1-2杯を入れて5分以上煮出す。 | コリン イヌリン | 藤田紘一郎監修 医者いらずの健康茶 PHP文庫 ふ34-1 清水俊雄著 糖尿病、がん、肥満など24疾患 食品の効き目辞典 真興交易(株)医書出版部(2003) |
代謝物名 | 英名 | 効能 | 含まれる食品名 | 文献 |
---|---|---|---|---|
コーヒー酸 | -- | 動物実験で発ガン性が指摘。 | コーヒー | 永川祐三著 最新版 抗がん食品事典 医者がすすめる83種 主婦と生活社(2002) |